28歳女性M様 ご成婚

20代とお若くとても美しい方ですので、お申込みは本当に沢山！お見合いを組むことには何のストレスも無かったことでしょう。ただ、家族のご事情を抱えていらっしゃったので、そのことをどのタイミングでどれくらいのテンションで相手に伝えればよいか、少し不安を持ちつつ迷いながらの活動スタートとなります。

ちょうど同時期にサロンドナナで活動をスタートされた男性がいらっしゃり、どんなことも受けとめてくれそうな懐の深い方だったので、ご紹介しました。吉祥寺のエクセルホテル東急で会っていただきましたが、共通点も見つかり、とても楽しい時間を過ごせたようでした。

ただ、初回デートではまだピンとくるものはなく、「いい人だけと好きになれるかなぁ」「なんか１日頑張って疲れてしまったなぁ」とテンションは低め…私自身も「ちょっと２人は難しいかな」とこの時点では思っていました。

彼以外の他にも、数名の男性とお見合いやプレ交際し、結婚相談所での婚活がどんなものなのか、自分の心の動きもみながら慎重に進めているような印象でした。

ご紹介した男性とのプレ交際、ちょっと難しいかな、と思った二人でしたが、２回、３回と会う中で、少しずつ緊張が解け、彼の人柄に安心感を覚えるようになってきました。

「異性として好きになれないかも」から、「異性として好きになることにこだわらなくてもよいのかも」と変化してきたそうです。素の自分を出し、楽しい時間を過ごせるようになってきましたが、同時に彼女の抱えていた不安がより大きなものになってきました。

彼女の不安というのは
・彼との気持ちの温度差
・将来子どもを持つことについて

最初から、彼は彼女のことが大好きでしたので、自分との気持ちの温度差に申し訳なさと、今後男性として愛せるようになるのか、という不安が大きくなってしまったようです。また、障害をお持ちのお兄様のことがあり、子どもを持つことに積極的になれない様子で、彼をがっかりさせてしまわないかと、前に進む勇気がでなくなってしまいました。

私からは、お相手に今の不安な気持ちを全て伝えること、そして自分で期限を決めて「待ってほしい」と伝えることをアドバイスしました。彼は我慢強い性格ですし、寄り添ってくれる人でしたので、ストレートに彼女の気持ちを全て知ってもらうことが大事だと思いました。

Ｍさまはしっかりしている分、自身の弱い部分を見せられないタイプでしたが、今後、結婚生活を送る中でも、全てをさらけ出し自分を知ってもらう、ということはとても大事になってきます。過去のご事情から考えても、避けては通れない道と感じましたので、そのようにお伝えしました。

ただ、だらだら引き延ばすのではなく、きちんと期限を決めること。決めた期限の中で、できることをやってみてそれでも不安が解消できないのであれば、それはご縁が無かったということでしょう。

次のデートで不安を伝えると、彼は「不安に思うことはその都度話し合っていこう」と快く言ってくれたそうです。懐の深さに安心感を覚え、ここからどんどん彼女は素の自分を出していけるようになり、とうとう真剣交際への覚悟を決めることができました。