42歳女性会員様 ご成婚

・婚活は自分と向き合う時間

言葉を選びながらご自身の考えをしっかり伝えてくださる方、というのが第一印象。一番最初は、武蔵野市の事務所でお会いしましたが、私へ向けてくださる視線がまっすぐで誠実なお人柄が伝わってきました。瞳が澄んでいてとても綺麗だったので、思わず「目がキラキラしていますね」と本人に伝えたことを覚えています。

コロナで人とあまり会えなくなり、そんな時に実家にかえり、家族の存在のありがたみを感じたそうです。年齢も４０代になり、先の人生を考えていたそんな時にサロンドナナのＷＥＢチラシを見てお問合せいただきました。

婚活相談をさせていただいたお客様みなさまに、「１週間以内に活動する・しないを決断してください」とお願いしています。婚活は決断の連続、迷う時間は少ない方がよいと考えています。「家に帰ってじっくり考えてください」とお伝えし、婚活面談をしたその日は別れましたが、数日後、彼女から届いた答えは「活動を見送ります」というものでした。

まだ自身に向き合えていないので、焦って始めるのは違うような気がする、という理由でした。

それから月日が経過し、１年後、また彼女からお問合せをいただきます。「改めて申し込みたい」と。１年越しにお話しをさせていただき、なんだかすっきりクリアな印象を受けました。

この１年でしっかりとご自身と向き合い、「今自分が何をすべきか、何をしたいのか、将来どうなりたいか」を考えていたのだそうです。

「漠然とした不安はありつつも、前向きな気持ちになれたので、相談しながら一緒に進んでいきたい」とおっしゃっていただきました。

活動スタートして…
2ヵ月ほどで、波長の合う今のパートナーと出会います。「こんなに早いタイミングで出会えると思っていなかったので嬉しいです」と本人はおっしゃていましたが、これは運がよかっただけではなく、きちんとご自身と向きあえていたからこそ、迷いなくお見合い→交際へと進んでいけたのだと私は考えます。

穏やかで自然体、共通点もたくさんあり、仲睦まじいカップルという印象を最初のころから受けていました。お付き合いをして１か月後に真剣交際へと移行していきます。

通常、デートが進んでいったら、話口調をフランクにしていくようにアドバイスしますが、成婚されるまで丁寧語だったお二人。カップルの形に「こうでなくてはならない」は無いのだとつくづく感じました。

そんなお二人でしたが、成婚前に彼女が少し不安になるタイミングがありました。真剣交際のすりあわせ段階でお金の話になり、彼女が「こうあるべき」と考えていたことと少しずれが生じたのです。彼女はまたここでも、「自分と向き合う」ことになります。

４０年も生きてくれば、自分の「こうあるべき」が固まってくるのは当然のことです。ただそこに気づき、「本当に大切なものは何か」を迷いの無い心で見つけることができればうまくいきます。そう、彼女はちゃんと見つけることができたんです。

１０人いれば、１０人それぞれの常識があり、１０人とも考えていること、価値観は異なります。結婚はそんな違う他人と暮らしていくことですので、そのことを受け入れることが婚活で一番難しいところかもしれませんね。自身への向き合い方が本当に誠実で、私も彼女から本当にたくさんのことを学ばせていただきました。彼女のことを思い出すと、なんだか自分が善良な人間になった気がします（笑）

またまた、サロンドナナからとっても素敵なカップルが誕生しました。どうぞ、末永くお幸せになってください。